企業にとって求める人物になるほうが

[ 2014.07.17 ]

景気が少し回復したと言われますが相変わらず厳しい雇用状況の中、就活で苦戦している学生も多いと思います。少しでも良い企業に入るため、学校で良い成績を取ろうと頑張っている人もいるでしょう。さらに言えば、少しでもランクが上の学校に入るために努力して来た人もいるでしょう。良い成績、高い学歴、それも大切なことだと思います。私もそう思い、勉強も頑張りました。ただ、就職してからは与えられた課題をこなす学生から、課題そのものを自分で見つけて解決していく社会人になるのです。そこで重要なことは、企業が求める人物になれるかどうかということです。自分の考えだけで行動する独断でもなく、他人の意見に流されてばかりの優柔不断でもなく、その企業が考えていること、求めているものを理解して行動出来る人物になるほうが好成績を取るより、よほど難しいことです。就活している学生の中には、内定が出たことに喜び、ゴールしたかのような話をしている人がいますが、むしろ内定がスタートです。内定をもらうことを目的にするのではなく、その企業に就職してその組織が求める人物になって働くことを目的として就活することが重要です。採用担当者はプロですから、面接時にあなたがどのような気持ちで臨んでいるかお見通しです。相手が求める人物になって働くところまでを意識して、就活に励んでください。