有名大学ばかりが優遇される気が

大学進学を無事にできても、在学中や卒業時にはうまく就職できるかというのが一番の問題になります。 以前の女子大生の就職氷河期の時代には、とても採用が厳しく、ある程度のレベルの大学の学生でも、100社受けても1社も受からないといった事態が起きていました。古くからあるような有名大学やMARCHレベルでもそんなことが起こるくらいでした。それよりも偏差値が低いような大学だったら、なおさらです。 現在でも、就活をしている学生のほとんどが一部の有名大学だけが優遇されている現状を知っていることでしょう。最近では、スマホなどを駆使し、インターネットから就活のエントリーなどができるようになっているので、とても便利です。その反面、自分の情報を入力するだけで、はねられてしまい、面接にさえもたどり着けないようなこともよくあるのです。 特に就活に強いような大学としては、国立大学では東京大学や京都大学、一橋をはじめ、旧帝大や、早稲田・慶応義塾大学、上智あたりまででしょう。書類上では通過しますが、その後の面接や適性検査で、最終的には能力やパーソナリティが重要になることでしょう。これは、就職をしたいと思っている業界にもよります。 しかし、だからといって偏差値の高い大学だけがいいのではありません。ほかにも、その人を判断するような材料はたくさんあります。例えば、TOEICの点数は本人の英語力を客観的に示しますし、ボランティアや海外留学の経験や大学でのサークルやアルバイトなどの実績も加味されることでしょう。ですから、勉強のできる大学だけがいいというわけではないのです。 情報化時代になり、就活も時代によって様変わりしています。しかし、就職に有利なのはやはり高い専門性と資格などを持っていることです。ですから、学んでいろいろなことが吸収できるうちに努力して、将来に結びつけることができるようにしたいものです。 学歴で見るのではなく、結局は人となりでしょう。